ディプロマシー CGI

ディプロマシーというボードゲームがある。第一次世界大戦を舞台にしたウォーシミュレーションで七人のプレイヤーはそれぞれ英仏独伊露墺土の元首となり供給基地を有する地域の過半数獲得を目指す。私は田中としひさの「おこんないでね」という漫画でその存在を知ったがプレイする機会のないままやがてその記憶も薄れていった。それがふとしたきっかけで一年ほど前から興味が再燃している。ただ妻子持ちの三十路の勤め人が七人も面子をそろえてボードゲームに興じるのは現実的に厳しいこともあり実のところプレイ欲求はさほどでもない。目下挑戦しているのは当該ゲームの CGI 化である。

実は今年の四月にはプロトタイプが八割方完成していて一人七役でのテストプレイは順調であった。友人のイラストレーターに依頼した画像さえ上がってくればすぐにでも公開するつもりだったのだが先方の都合で画像が来ないまま数ヶ月も放置しているとやはり小さな欠点が気にかかるようになるものだ。なんと言ってもソースが汚いのでバグが表面化した際の対応が困難なのが致命的である。メンテナンスが考慮されていないのだ。不特定多数に公開できる品質ではない。

現在はまずエンジン部の再作成に取り掛かっている。一日に一時間も確保できれば良い方なので完成がいつになるのかは分からないが。昨日はマニュアルの diagram 1 〜 4 までを実装した。前回もそうだったがこの辺からソースが汚くなり始める。注意深く進めよう。