プラス評価 ID の付加価値

プラス評価 ID については同時稼動卓数の制限を受けないこととした。

これまで同一レギュレーションで 7 名の参加者が集まれば自動的に卓が新設されて開始待ちフェイズへと移行していたのだが、最近、負荷対策として同時稼動卓数を 5 卓までに制限する改造を施してみたのであった。5 卓以上が稼働中であれば、面子が揃っても卓が立たない。実際のところ、開設からこれまで 5 卓も同時に立つことなど滅多になかったことを考えれば、この数字は殆ど制限の意味を成していない。せいぜい、万が一にも嫌がらせの大量エントリが実行された場合の歯止めになれば、程度の思惑であった。

そして今、ちょうど同時期に新設した掲示板にて「単独制覇に向けて」という議論が展開されている。MOE では 18 都市を獲得しての制覇勝利が少ないとの現状への指摘から始まり、終了時の獲得ポイントの取り扱いや安易な無政府化への対応について様々な意見が提示されており、大変参考になる。もっとも、管理人が迂闊に口を挟むと議論を歪めかねない虞があり、また馬鹿とか駄目とか粗忽が露見して参加者の激減を招かぬように、私は隅っこのほうで大人しく事の成り行きを見守る所存であるが、この中でプラス卓、すなわち参加者がプラス評価 ID のみで占められた卓が過去一度も立っていないという指摘があった。その通り。実はマイナス拒否卓すら立っていないのだ。

理由は単純で、何よりもまず参加希望者が少ないからである。利用者の総数に比してレギュレーションが細分化し過ぎているせいもあり*1、同一条件で 7 人揃うこと自体が中々低くないハードルとなってしまっている。このため ID の評価値でフィルタリングする余裕がないのだ。下手にプラス限定で申請すると逆に自分が排除されるリスクを伴う。リスクというか、現状ではおそらく実際にそうなる。プラス評価 ID のメリットが、マイナス評価によるデメリットから遠ざかるだけになってしまっている。これは嬉しくない。

そこでプレミアである。プレミア・グァイス。それはリプミラだ。分かり辛い。そして全然上手くない。

掲示板で挙げられたのは卓内評価一位の ID に付与する案であったが、現状の評価制度に加えて別途評価基準を導入すると、たぶん誰よりも先にこの私が仕組みを把握できず途方に暮れる羽目になるのは明白であり、とりあえずプラス ID を対象にする方向で一晩考えてみた結果、特に害もなさそうなのでさくっと実装してみた次第。たとえ 5 卓満席でもプラス ID が 7 人集まった時点で卓が立つ。この時ゼロ評価以下の ID は除外されるので、結果的に立った卓はプラス卓になる。この仕様変更によりプラス ID もこれまでに比べて多少はお得な感じになったはずである。

残る問題は、これでもまだ、わざわざプラス限定で申請するリスクを上回るほどのメリットがないことだ。さて。


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*1:いっそ PERIOD の範囲帯指定やめちゃおうか。